千葉県情報公開審査会

委員長 麻生 肇 様

千葉県市民オンブズマン連絡会議

代表幹事 広瀬 理夫

 

千葉県情報公開審査会の審議についての申入書

 このたび、情報公開推進に向けた制度改善について千葉県知事より諮問を受け、貴委員会が審議されるに当たり、千葉県市民オンブズマン連絡会議は下記の通り申し入れます。

 現在、時代は急速に変わりつつあります。地方自治や民主主義発展のために、この変化に的確に、また柔軟に対処し、さらなる情報公開の推進を実現されるよう強く要望いたします。

第1 審査会の進め方について

 1 行政情報は行政のものだけでなく、県民のものでもあるという認識に立  

   ち、県民の利益を十分に考えて審議してください。

 2 審議の過程で傍聴人の意見を聞くなど、主権者である県民の声を直接聞 

   く機会を設けてください。

 3 諸調査に際しては先進的な自治体の実態を把握し、県民が誇れる条例の  

   改定を目指してください。

 4 2001年11月に千葉県市民オンブズマン連絡会議が情報公開の改善  

   を知事に申し入れて以来、すでに丸2年も経過しております。それ故に、

   十分かつ迅速な審議をお願いします。

 

第2 情報公開制度の改正について

 1 開示決定期限を14日以内としてください。

 2 県の保有する文書は作成時期に関係なく、国と同様に全て開示請求の対

   象としてください。

 3 教育情報を積極的に公開するための組織を教育委員会内に設けるととも

   に、過去の請求内容と同じものは原則として同組織で閲覧可能としてく

   ださい。

 4 大量請求を理由とする開示請求拒否処分は認めないでください。

 5 県との関わりの深い出資法人の情報公開制度を見直し、県の情報公開制 

   度と同じになるように改善してください。

 6 「情報公開の推進に関する提言」(千葉県情報公開推進委員会、平成13

   年9月)の中で、当申入書に抵触するものを除き「提案」を尊重してく